月ごとに表情を変える、ヒグマヤブレンドと限定の日
定番の産地物だけでなく、季節や月に合わせて動きのある企画を仕掛けるのがヒグマヤコーヒーの一面です。毎月決まった日にはオリジナルの「ヒグマヤブレンド」が発売され、たとえば7月は17日・27日といった日程が発売日として案内されました。月替わりで店の顔になる一杯があることで、来店のたびに新しい出会いが生まれます。
限定企画も見どころです。数量限定の「カレーの日」が月に一度設けられ、コーヒーとあわせて食事も楽しめる日として親しまれています。コーヒー豆の販売に軸足を置きながら、こうした遊びのある催しを織り交ぜているところに、地域の店らしい温度感を感じました。個人的には、豆のラインナップの真面目さと企画の遊び心のバランスが心地よい。
産地を焙煎度で描き分ける豆と、器具いらずの選択肢
店の芯にあるのは自家焙煎の豆で、産地の個性に応じて焙煎度を変えています。エチオピア イルガチェフェ ウェギダブルー ナチュラルはハイローストで100g1,100円、店主が一番大切にする毎日の一杯。コロンビア ラス・マルガリータス農園のイエローブルボンはミディアムローストの1,200円で、ジューシーな甘味と酸味が明るく広がります。ペルー ブルーコンドルはシティローストのウォッシュドで1,000円、アイスコーヒー向きの爽やかさが持ち味です。
道具を持たない人にはドリップバッグが心強く、各銘柄が1袋250円。水出しバッグ04はペルーとエチオピアをブレンドした400円のアイス向きで、500mlの水に一晩沈めるだけで仕上がります。インフューズドのインドネシア シマレン農園ミルキーメロンは1,400円、青肉メロンの香りが立つ珍しい味です。
日比野の街とともにある、木曜定休の一軒
店があるのは名古屋市熱田区の比々野町。日比野駅から徒歩2分、中央卸売市場本場から徒歩4分という、暮らしの動線に溶け込む場所です。営業は平日8時から20時、土曜9時から20時、日曜9時から18時半で、木曜が休み。2026年7月から定休日が水曜から木曜へ変わり、店舗前の道路工事にあわせて臨時休業と振替営業を設けるなど、街の事情に合わせて柔軟に動いています。
テイクアウトにも対応しているので、モーニングやカフェタイムの一杯を持ち帰ることもできます。連絡先はhigumayacoffee@gmail.com、Squareのオンラインショップからは豆やシロップの取り寄せも可能です。月替わりのブレンドや限定の日を追いかけながら、通うたびに小さな発見がある店です。



